2021-10-15 01:43:21
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コメント(14)
こんばんは(*^-^*)
前回、前々回のブログで予告していたイラスト製作過程のブログです。
私、その時の気分やイラストによって、描き方変えたりするんだけど、「甘酸っぱい青春の1ページ」のイラストはこんな風に描きましたよーというご紹介をします。
これが、「甘酸っぱい青春の1ページ」の完成イラスト↓
こすもすさんどさん著、『恋愛初心者の付き合いかた』(略して恋付き)のファンアートとして描いたものです。
今回のブログでは、
・イラストを仕上げていった順番
・ベンチに座らせるやり方
・木の描き方
・建物の描き方
をご紹介します。
イラストのメイキングを見るの、とても好きなのですよ。
私のブログに触発されて、自分はこんな風に描いてるよーとブログアップしてくれる方いるといいなー。
説明の為のイラストが、ブログでは見難いなって言う時はクリックして画像ページに行き、イラストを更にクリックして最大化するとちゃんと見れますよ。
それでは、本編に参りましょー♪
★イラストを仕上げていった順番
・まず、大体こんな感じに描きたいなーという全体的な「アタリ」を描きます。「当たりを付ける」のアタリです。「ペン」というブラシを使いました。
・アタリのレイヤーの不透明度を下げて、別のレイヤーに線画を描きます。まずは、イラストの主役であるカップル、美姫ちゃんと蓮君から。しかーし!大雑把過ぎる「全体的なアタリ」から直接、複雑な人体の「完成線画」を描くのは私には難しいので、まずはもうちょっと具体的に人物を描きます。目の位置と大きさはこのくらいで、へその位置や胸の向きはこんな感じにしようかなというのが分かる程度の大まかな裸を描くのです。線画というより、「アタリ第2弾」と呼んだ方がしっくりくるかも。大雑把といっても一応ヌードなのでここにアップするのは控えます。下のイラストはそのヌードをもとに服を着せた状態を描いた「アタリ第3弾」です。薄っすらと表示させた全体的なアタリと比べて大きさが違ったり、位置がズレているのは、「全体的なアタリ」を目安にしてアタリ第2弾や第3弾を描いてる時に縮小させたり変形させたりして試行錯誤をしたためです。いい感じに頭を描けたけど、体に比べて頭がちっちゃくなっちゃった><って時とかに、体部分を縮小させたりしてるのです。
・そうして、「アタリ第3弾」をもとに完成させた人物線画がこちら↓
・恋人たちの線画を描いたら、ベース塗り。肌・髪・スカート・制服の白いライン等々、パーツごとにレイヤーを分けて基本となる色を塗ります。そうすると線画のおかしい部分が見えてくるので、線画を修正したりもします。確か、美姫ちゃんの足を最初に太く描いてしまったので、細く描き直した記憶があります。
・ベース塗りが終わったら、影塗りです。ベース塗りしたパーツごとに、それぞれ影用のレイヤーを作って、クリッピング機能を用いてふんわりとエアブラシで影を入れます。通常のレイヤーで影を描くこともあれば、乗算レイヤーを使ったり、塗る対象によっては、ベース塗りのレイヤーにそのまま影を描いちゃうこともあります。
・光を入れます。光を入れる時もやっぱり光用のレイヤーを作ります。こうやって色々と、別のレイヤーに描いていくので、イラストが完成した時のレイヤー総数は100枚くらいになっていました。基本は、「ベース塗り→影塗り→光」の順番で描いていきますが、スカートの影塗りまだしてないけど瞳に光を入れちゃったりとか、仕上げたいとこから仕上げていったりします。
・次はベンチを描きました。ベンチも、アタリ→線画→色塗りの順番です。
・背景も、地面・花壇(花無いけど)・植木・カーテン・壁・窓枠などとパーツごとにレイヤーを分けて描きました。そうすると、植木の位置をずらしたりするのが楽なのです。
・上のイラスト、まだちょっと不自然でしょう?ここで、イラスト全体を見ながら影を入れていきます。具体的にいうと、ベンチの下の影とか、ベンチの上に美姫ちゃんたちの影を落としたり、植木の陰を建物の壁部分に被せたり。
・小物を足します。焼きそば・わたあめ・焼きおにぎりを描きました↓
・仕上げに、日中の陽光を表現するために、ねずみ色っぽいグラデーションをオーバーレイのレイヤーでイラスト全体に薄っすらと被せ、画面の左上と左下に画面には映っていない建物の影を落としました。納まり良くイラストが見えるように余計な端っこをトリミングで切り落として完成です↓
完成イラストと作成途中のイラストを比べて、トリミングしたように見えないのは切り落とした部分のデータが残っていなくて復元できなかったからです。当初はもうちょっと広い背景が描いてありました。
今回使ったブラシは、「ペン」と「エアブラシ」という2種類だけです。私がイラストを描くときは大抵この2種類を愛用してますが、たまに「水彩」を使う事もあります。
投稿されたイラストサイズは、
幅 14.51センチ(2000ピクセル)
高さ 10.41センチ(1434ピクセル)
ですが、描いている時は幅・高さともに倍くらいの大きさで描いております。
大きく描いて、縮小すると粗が目立たないからね( ̄▽ ̄*)
★ベンチに座らせるやり方
・上記の「イラストを仕上げていった順番」で紹介したように、まず、ベンチとそれに座った人物のアタリを描きます。座った状態の人物の線画を先に仕上げてしまってから、画面全体のどこに人物を配置したらしっくりくるか動かしながら探ります。(髪・体・顔などと複数のレイヤーを使って線画を描いた場合でもレイヤーフォルダに収納してまとめる事で複数のレイヤーを一緒に動かすことが出来ますよ)
下の蓮君の線画はさすがに動かし過ぎで、ベンチというより、もはや窓枠に座っている↓
・動かすといっても微調整程度です。
最終的に焼きそばとか焼きおにぎりを置くことを念頭に置いて2人の距離はこのくらい。
ベンチは斜めに配置したいから蓮君のお尻の位置はちょいと低めだけど、蓮くんの方が座高高いだろうから頭の位置は同じくらいの高さで。
という配置にしました。
・上の人物線画、画面全体に対してどこがいいかということを重要視して位置を決めたために、アタリのベンチにちゃんと座れていませんが、問題はありません。これから、人物に合わせてベンチのアタリをもっかい書き直すのです。(※ベンチのアタリを描く前に、人物の色塗りをして線画のおかしいところを修正したりしました)
まずは、ベンチのアタリの主軸となるラインをベンチの大きさよりも長めを意識して引いていきます。(説明の為にカラフルに色分けして番号が振ってありますが、実際に使用した時のやつは単色ですよ。ラインだけじゃベンチのどこの部分のアタリになるのか分かりにくいので完成後のベンチのイラストを薄っすら表示させています。)
まず1番の赤線。ベンチの先っちょのライン。蓮君や美姫ちゃんの太ももの裏のどこに先っちょのラインが当たっているのかを想像しながら、スナップ機能を使って真っ直ぐな線を引きます。
次に2番の青線。座面の奥側のライン。蓮君や美姫ちゃんの太ももの角度を見て、座面が見える角度を想像しながら、2人の腰と背もたれの間の隙間を考慮してラインを引きます。
3番目の緑線。背もたれの高さのライン。赤線と青線をもとにスナップ機能「消失点」を使います。背もたれの高さは連君の首のあたりが良いなあと線を書きました。
4番目の紫線。ベンチが地面に接する手前の線。2人の足の位置を参考にここらへんかなと思うところに線を引きました。もちろん消失点のスナップ機能は起動させたままです。
・ベンチの大きさや形を想像しながら4本のラインを消しゴムで短くして、オレンジの線で立体的に繋ぎ合わせました↓
・上のベンチのアタリに合わせて、ベンチの板部分のアタリを書きます。スナップ「消失点」を使いながら板の幅にぴったりの太いブラシで線を書くだけです。↓
・あたりを目安にして線画を描いたのがこちら↓
・色塗り↓
・人物の影をベンチに落とす(コレ結構重要)↓
以上、私のベンチの座らせ方でした。この方法だと結構ちゃんと座ってるように見えるけど、人物に合わせてベンチを書き直してしまうので、アタリと比べるとベンチの大きさや角度に違いが出てしまいます。イラストの大きさに対してベンチの占める割合や角度を変えたくないという場合には不向きですよー。
★木の描き方
葉っぱだらけでもっさりしてる植木の描き方。
①アタリを書く
②アタリの輪郭に合わせて、別のレイヤーに葉っぱを描く。ペンタブの筆圧検知機能があるので、チョンチョンと適当に点を書くだけでも、葉っぱのような形になるんだ。
③全体的に葉っぱを散らす
④左上にある4色の丸はこの色使ったよっていう色見本。上から順に、「基本色となる緑」、「暗い緑」、「青みがかった緑」、「明るい黄緑」となってます。「基本の緑」以外の3色も使って、適当に点々と葉っぱを描く。
⑤いっぱい葉っぱを描くのは大変だから、ある程度葉っぱを描いたら、コピーして「左右反転・縮小」させたレイヤーを、「④のレイヤー」の下に重ねて結合します。
⑥光と影を意識して、左上に「明るい黄緑」、右下に「暗い緑」の葉っぱを増やします。
⑦新しいレイヤーを上に重ねて、大きいサイズのエアブラシでシュッ、シュッと「明るい黄緑」と「暗い緑」の線を書きました。
⑧「⑦のレイヤー」を、「⑥のレイヤー」にクリッピングして、葉っぱからはみ出した部分が見えなくなるとこんな感じ。
⑨「⑧の植木」は、真ん中辺りの暗い緑の葉っぱの主張が強すぎると思ったので、エアブラシでシュッと「基本の緑」の線を書いたレイヤーを、⑧と同じようにクリッピングしました。コレで植木の出来上がり♪
⑩出来上がったものをコピーして大きさを変え、ずらして重ねるとこんな感じ。
結構簡単でしょ?
でも、筆圧検知のないマウスでやるとなると、ちょっと大変かも。
★建物の描き方
建物どうやって描いたか、実のところ良く覚えてないんだよね。アタリのレイヤー消しちゃったみたいで残ってなかったの。
という訳で、記憶を捏造することにしました( ̄▽ ̄*)
覚えてないけど、アタリはたぶん、こんな風に描いてたんじゃないかなーという想像で書き直したのがこちら↓
ベンチと人物を見ながら、まず植木はこんな配置っていうのを適当に描いて、それを基準に、花壇(?)と建物の大まかなラインを決めました。
その後、窓はこの位置で途切れてたら見栄えがいいんじゃないかなってところで区切っていきます↓
アタリを基に線画を書きますが、多少ずれても気にしません。スナップ機能「消失点」を使って建物らしい真っ直ぐな線を引きます。建物の線画は、「横の線」と「縦の線」でレイヤーを分けて描いています。縦の線も横の線も一緒のレイヤーに書いてしまうと、縦の線だけ消したい場合に、接している横の線も消してしまうので分けたほうが楽なのです。設置された窓の位置がちぐはぐにならないように、3つの窓の横線は繋げた状態で描き、窓が途切れている箇所を後で消すことによって3つに分けていました。
建物と地面の色塗りをしたのがコレです↓
しかし、あんまり綺麗過ぎると違和感があるので、わざと汚したり、ザラザラした感じのレイヤーを上に被せます。これで建物完成です↓
ざらざらした感じの地面のレイヤーは、すっごく細いブラシで、「ぐちゃぐちゃぐちゃ~と線を書いては、ぐちゃぐちゃぐちゃ~と消しゴムを適当にかける」ということを繰り返して、出来上がったものをコピーして左右反転などしたものをずらして重ねるという行為を更に繰り返すと作れます。
完成イラスト↓
以上!「甘酸っぱい青春の1ページ」のイラストメイキングでした。
こすもすさんどさん著『恋愛初心者の付き合いかた』↓
https://ncode.syosetu.com/n1588go/
文章だけで4000字超えちゃった。
長い文章を最後まで読んでくれてありがとうございました(*^-^*)
オフラインオンリーかぁ、ネトゲはギガすごいもんね。
イカサマ実装!すごい!ちょっとやってみたい!
でも、簡単に役満上がっちゃったら、テンションの盛り上がりが低くなっていきそうだな~。
役満に慣れてしまいそうだ。
厠さんを恥ずかしがらせてやったぜ。へっへっへ。
( ̄ー+ ̄*)