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mさんのリクエストに応えて
2021-07-22 04:12:14  | コメント(5)
去年の7月、描きたい意欲はあるけれど、描きたいものが思い浮かばないという困った症状に悩まされていた私は、ブログで題材を募集することにしたのです。
私の悩みを解消してくれたのは、5人の賢者たち。
檸檬絵郎さん、猫の玉三郎さん、桂樹さやさん、白湯気さん、mさん。
彼らが齎してくれた素晴らしき題材を、この一年せっせとイラストにしてまいりました。
途中、あっちのイラスト企画に参加したり、こっちのイラスト企画に参加したり、囲碁の通信講座に現を抜かしたりして、ついに、最後のmさんのイラストが完成です。
mさんから頂いた題材は「コンジキの仏様」。
仕上がりはこんな感じ。

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mさん、無期限でいいよとのんびり待ってくれてありがとう(*^-^*)
一年も待たせちゃったお詫びに、力入れて描きました(服の模様は適当だけどね)!

「コンジキの仏様」を描くに当たって、まずは「仏様」ってなんぞや?と調べることから始めました。
この世に生を受けて云十年。なんとなく知ってる様な気がするけれど、よく分からないまま仏教に接していたのであります(白状)。

仏とは、「悟りを開いた人」のこと。
諸説あるらしいですが、仏教の開祖である、インドの釈迦(シャカ)族の王子、ゴータマ・シッダッタは、4つの真理と8つの正しい道を悟ったのだといわれています。
「人生は思うようにならず苦しいもの」
「その苦は煩悩や欲望から生まれる」
「それらの欲望を捨てることで悟りが開かれる」
「その為に正しい実践を行わなければならない」
これが、4つの真理。
その中に含まれる「正しい実践」というのが、8つの正しい道として説かれています。

因みに、「お釈迦様(おしゃかさま)」というのは、ゴータマ・シッダッタのことです。「釈迦」族の王子だったから。
他にも、「仏陀(ブッダ)」や「釈尊(シャクソン)」など、色々な呼び名があります。

仏教が生まれたのは、紀元前5世紀ごろ。
お釈迦様の死後もその教えは広がり続けて諸外国にまで伝わりますが、多くの信者を得て何百年も経つ内に、仏教の教団の内部分裂が始まります。

「お釈迦様と同じように、出家して修行することが大事だ!」という人もいれば、「戒律(かいりつ)というルールを守って教えを保つ事の方が重要だ!」という人もいたのです。

そんな感じに考え方や捉え方の違いによって、分裂を繰り返していくうちに、戒律が複雑で分かりにくいものになっていきました。
そして、「仏教の真の教えとは、何なのか。それを考え直そう!」という運動が起こります。
その運動によって、様々な思想が生まれました。
厳しい戒律や修行をしなくても「南無阿弥陀仏」と唱えれば、極楽浄土(苦の無い安楽な世界)に行けるとする浄土教。全ての生きとし生けるものは等しく成仏(じょうぶつ:仏になるという意味)できるとする法華経などがその一例です。

刑事ドラマなどで亡くなった人のことを「おほとけさん」というのは、法華経あたりの思想から来ているんじゃないかと思います。
つまり私が、死んだ人のことを「仏様」というのだと思っていた理由もこのあたりにあるのです。

イラストの話に戻りましょう。
今回、私が描いたイラストは、チベットの薬師如来像(やくしにょらいぞう)がモデルです。
如来(にょらい)とは、悟りを開いた人のことを言います。つまり、仏様のこと。
お釈迦様のことも、釈迦如来(しゃかにょらい)と言ったりします。
何故、釈迦如来でなく薬師如来を描いたのかというと、いろんな仏像の画像を眺めていて、気に入ったのがチベットの薬師如来像だったからっていうのが一番の理由。

2番目の理由はコロナが流行っているせいで、おちおち友達と飲み会に行くこともできないから。
職場から駄目って言われてるの。泣きたい。酒好きなのに。
薬師如来様、「薬師」って字でお察しの方も多いと思うけど、病気平癒にご利益のある仏さまなのです。
左手には薬壷を持っています。右手に持っているよく分からないものは、多分アルラという薬草の枝です。仏像の写真見ながら描いたんだけど、どういう構造になっているのか分からないまま描いたので、詳しい人が見たらこんなのアルラじゃない!って思うかも。
笑って~許して( ̄▽ ̄*)♪

背景の青い色はちょっと暗いけど、瑠璃色をベースにしました。
薬師如来は、薬師瑠璃光如来とも呼ばれていて、瑠璃を大地とする東方浄瑠璃世界という所に住んでいるんだって。

イラスト下部に描いた花は、チベットで「ルクミク」と呼ばれている野菊の一種です。
チベット医学では、ルクミクの花の部分を伝染病の薬にしているという話を見かけて、描いてみました。
薬師如来様が、ルクミクの花でコロナから世界を救うイメージ。
そろそろ、わいわいお酒が呑みたいんだもん。飲み会行きたーい(≧△≦*)
因みに、花の後ろにある水色のぐにゃぐにゃは、なんとなく描いたもの。
水なのか、霧なのか、薄雲なのか。お好きに解釈しておくれ。

mさーん、素敵な題材、ありがとー。
東欧~東アジアのどっかの国のがいいって言ってたけど、チベットって東アジアでいいのかな?
地理、疎いんだ。地図見ても、検索しても、よく分からんかった( ̄▽ ̄*)

タグ、弄ってくれた方もありがとねー。

>唄詠いさん

描きたいのに描けないってもどかしいですよね。
でも、今は描けなくても、いつか描ける時がくる、と気長に構えることにしました。
私は植物を描くのが無理だったのですが、10年くらい経ったら以前よりも納得できる形に仕上げることができるようになりました。まだ苦手意識はあるけれど、気が向いた時にちょこちょこ練習しようと思います。
唄さんもそのうちきっと描けるようになりますよ!

仏様、神々しいと言って頂けてとっても嬉しいです(≧▽≦*)
モデルにした薬師如来像はもっと美しかったんだけど、これが私に描ける精一杯。

私は煩悩や欲望に駆られ、苦悩するのも人生の醍醐味のひとつだと思ってます。
時代や場所、立場によって正しいとされることは違っているし、正しさが必ずしも良いことかどうかは分からないから、好きに生きてみるつもり。

例えばの話、盗みの為に他人の家に忍び込むのは悪いことだけど、その家で一人暮らしの人が脳卒中で倒れているのを発見して救急車を呼んだとしたらどうでしょう。
発端となった盗みに入ろうという「悪い考え」によって、命を救われる人がいるかもしれません。
塞翁が馬という言葉もあります。
唄さんが言うダメダメな部分に救われている人もいるかもしれませんよ?

仏様のイラストは、好きなだけ見てってくださいな(*^-^*)

>mさん

良くぞ参った、最後の賢者よ。なんてね(笑)
いやん、神様だなんてそんな恐れ多い。でも喜んでくれて嬉しい♪
神々しくかっこよく決まるように、がんばったよ。えへん。
「mよ、存分に崇め奉るがよい」(神様風)←さっきの言葉はどこ言った

祝!どまんなか狙い撃ち!(≧▽≦*)
修学旅行の時に日本の仏像はさらりと見てきたけれど、同じ種類の仏像でこうも違うのかって程、外国の仏像って雰囲気違うんだね。新たな発見だったよ。
モデルにした薬師如来像はもうちょっとエキゾチックな魅力を醸し出していたんだけど、そこまでちゃんと再現はできなかった。
でも、これが私好みの仏様。ほっこりじんわり。言い得て妙。
mさん鋭い!輝き方もちゃんと配慮して微調整繰り返していたのです。
なんという観察眼!

調べたといっても齧った程度なので、そんな詳しくは無いのよ。
鞍馬寺とか延暦寺の話は知らなかったけど、世界の宗教の違いは興味深い話ですよね。
仏教はその土地その土地で土着宗教と混ざり合ってるっぽいところがすごい。包容力があるというか。

瑠璃色、きれいでしょー。ほんまもんの瑠璃色はもっと明るい色だけど、仏様の金色と喧嘩しないようにちょっと暗くしました。
そんな褒められると照れちゃうわ(≧△≦*)
布団にするの!?おっきくしたら粗いのバレちゃう!
そんで、そんな発想に驚き!お布団か……。抱き枕とかどう?

地理的にもOKみたいで一安心。
こちらこそ、良いお題をありがとうございました(*^-^*)

あたまにうに。見ましたよー。
夜のお店で歌声披露してるおねえさんという雰囲気で、指先から視線からなんとも婀娜っぽかったです。
衣装の皺とか、高級そうなもこもこショールの質感とか表現が素敵で細部まで拡大してじっくり眺めたかったよ。
次にイラストアップする時は、大きいサイズでアップして欲しいなーなんて呟いてみる。

>みこと。さん

イラストの空気感、感じ取って頂けて嬉しいです(*^-^*)
ご真言が心に浮かんだとか、すごい詳しいんですね。
私は大願を軽く読んだ程度で、真言については知らなかったので、どんなのだろーと早速調べにいきました。
ネットって便利。

アルラもルクミクも、チベットの言葉らしいので知らなくても無理はないですよ。
同じ種類の仏像も国や時代によってだいぶ特徴が違うみたいで、日本の薬師如来像はアルラを持ってないみたいです。
ルクミクのことを知ったのは偶然。運がよかった。

「病気平癒、コロナの終息の願いが、薬師如来様に届きますように!!」
という言葉に胸が温かくなりました。みことさんの優しい人柄がでてるな~。
こちらこそ、嬉しいコメント、ありがとうございます♪

>白湯気さん

こういう、シンプルで平面的な構図、得意なんだよ(*^-^*)
奥行きを感じるような立体的な絵や、あおりとか俯瞰の構図は苦手なんだ。
だからさゆきさんってすごいなーと思うんだよ。

モデルの薬師如来像が、とても美しい造りをしててね。
体のラインのバランスとか、衣服の模様の配置とかとても綺麗だったの。
少しでもその美しさに寄せられたらいいなって思ってたから、褒められて嬉しい(≧▽≦*)

ご利益あるといいなぁ。私も願っとこう。
イラスト上手くなりますように。
コロナが収束しますように。
皆が健康で長生きしますように。
願い事、いっぱいあるけど欲張ったら駄目かな?( ̄▽ ̄*)

残念ながら、リクエスト募集のコーナーは当分来ないよ~。
描きたいファンアートがいっぱいあるんだ♪
投稿者:ごんたろう  [ 2021-07-27 02:11:43 ]


金色の仏様
まず構図がピカイチーO(≧∇≦)O

仏様を中心に深い色のグラデーション………
染み渡る~♪(*≧∀≦)ノ
細部へのこだわりと根拠を具現させた綺麗な線引き。
あるしてここに仏様はいるんだね~(T∀T)

本当にスマホの待ち受けにしたら何にでもご利益がありそうだよ~♪
イラスト上手くなりますように~♪(・ω・`人)

そろそろごんたろさんのリクエスト募集コーナーくる?来ちゃうの?ドキドキ!
((o( ̄ー ̄)o))ワクワク
投稿者:白湯気(さゆき)  [ 2021-07-26 09:32:53 ]


端正なたたずまいの中に、強い意志を秘めた空気を感じます
おもわず薬師如来さまのご真言が心に浮かびました

「仏様」を調べることから始められたとのこと
すごいです! 知識が詰まっています!
アルラにルクミク、知りませんでした!

病気平癒、コロナの終息の願いが、薬師如来様に届きますように!!
素晴らしい仏絵を見せていただきありがとうございました
投稿者:みこと。  [ 2021-07-23 07:55:18 ]


どうも、最後の賢者です。冗談ですスミマセン、いやんかっこいい~!絵がね。絵もですが桐箱目録付きで金無垢が届くこの感じ、あなたが神か!両手すりすりしちゃってるですよ待つでっ、なんぼでも待つでえ~っちゅか待つ価値が。おそれいりまくりです、難題でしょーとは思ってた←
期待する範囲?のどまんなかでした。優しいお顔と触ってみたいような腕肩お肌(キャー罰当たり)首も髪型ももちろん服もゴージャスで美しいです。インドほどケバくない、つるるんとひゅるんな感じがたまりま、大丈夫です均整とれてますねって感慨なだけで。日本のふてぶ……貫禄のあるドジョウひげも神々しいけど、あーお地蔵さんにも似た慕わしさ(で金色)なのです、ほっこりじんわり。輝き方にまで配慮を感じます。
チベット密教大好物っ、てほど知らないんだなあと感心してますがホラなんか闘いそうな坊主?鞍馬寺とか延暦寺とか(違いました;)宗教って複雑、本当にそー思いますが、世界の宗教の違いみたいな話になると、仏教の考え方に納得のいくところは多いですね。他のが理不尽と言うワケでもないけど輪廻とか天才かってぐらいウマい教えだと思います。死んだら仏様、ですよね死体蹴りイクナイ。
瑠璃色、いい色ですねー空でも水でも、宵闇でも夜明けでも。悲しみを流す川のようにも、行く手にさす光を背負ったようにも見えます。花は見栄えの良さというより真摯とか切実、なんだけどそーゆう重さで描かれないのがらしいなと思いました、静かに深いです。(第一印象はふとんにしたい、でした実は)
チベットって、モンゴル(ロシアの南)と混同した人ですからエラそうには言いませんが中華人民共和国チベット自治区、でネパール斜め上の世界の屋根あたり、だそーです。最高指導者は亡命先インドにいらっしゃいます。もちろん大大丈夫ですよん有難うございましたっ。
投稿者:m  [ 2021-07-22 13:10:58 ]


書きたい意欲はあるのに描けない…
すんごい辛いですよね(><)
同じスランプ抱えてたので分かります。
私は未だ「古参のオリキャラ」が無理です、描けない。
レディとか本当に描けなくなりました。。

「コンジキと仏様」!!
とても美しいです~~!!
神々しい…!

煩悩や欲望に縛られ、苦悩しつつ…
頭の中でその「欲」や「悪い考え」と「正しさ」がぶつかり合い…
苦悩すると解ってるのに正しさが負けがちになることが多い、ダメダメな唄詠い。

いつ悟るのでしょうか。。。

仏様のイラストを見て、心を清めます…。
投稿者:  [ 2021-07-22 12:04:31 ]